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第27回花とイチゴ祭り=6日に盛大に開会式=10万人以上の来場を期待

ニッケイ新聞 2007年9月11日付け

 アチバイア・オルトランジア協会(平中信行会長)と同市共催の「第二十七回花とイチゴ祭り」の開会式が、六日午後八時からエデゥムンド・ザノニ公園で盛大に行われた。平中会長をはじめ、後藤猛在聖領事、ジョゼ・ロベルト・トリッコリ市長らの他に市内や近郊から約二百人が参加した。
 来賓紹介に始まり、地元のコーラス隊による日伯両国歌斉唱、来賓挨拶、記念品の花の手渡しなどが行われた。平中さんは参加者に対して謝辞を述べ、「開会式が盛大に行われたことを嬉しく思う」と喜びを表しながら、「花は多くの人を幸せにできる。ゆっくり観賞して楽しんでください」と挨拶した。
 その他にも同市長や後藤領事、同市市議会のジョゼ・ルイス・オリヴェイラ市会議員、ロベルト・サンチアゴ連邦下議員ら関係者が来賓挨拶を行った。
 さらに、絵のコンクールで上位五位まで選ばれた子どもたちに記念品が贈られた。最後に鏡割りを行い同祭りの成功を祈った。
 展示場の入り口でテープカットと同時に、来席者たちは一斉に展示場に入り、今年のテーマの「春夏秋冬」の展示に終始見入っていた。入場者からは「とてもきれいな展示」や「とても興味深い内容だ」などといった声が聞かれた。
 七日から九日の間に行われた最初の週末は約二万一千人が訪れた。今回は三連休も影響したようで、例年よりも客足は伸びなかった。リオなど遠方から来た人たちも治安面から考えて早く帰路に着く人たちも目立った。
 例年十万人が来場する同祭りだが「例年以上」を見込んでいる。平中会長は「この週末の出足は今一つだった。次の週末に向けてより綺麗な花を用意するので多くの人が来て欲しい」と参加を呼びかけた。
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 同祭りは今月二十三日まで、各週末の金曜日から日曜日に開催。入場料は一般十四レアル(六十歳以上と学生証提示で七レアル)、十四日と二十一日の金曜日は六レアル。保護者付きの十歳以下は無料。