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鳥取熟年大学、勉強旅行=マリンガやジュレマ温泉へ

ニッケイ新聞 2007年9月12日付け

 鳥取熟年大学は、さきごろ、北パラナへ二泊四日の、親睦と勉強の旅行をした。行く先は北パラナ有数のリゾート地ジュレマ温泉(カンポ・モウロン)。
 途中、マリンガに立ち寄り、パラナ老人福祉和順会(佐々木陽明理事長)経営の和順ホームに寄り、ホームの成り立ち、特に創立精神「させていただく」、さらに現状――の説明を理事長から受けた。三十二年を経、入居した人たちはすでに百九十七人。四十七人もの医師が、無料診察に携わっていることを一行は知った。隣接の浄土宗日伯寺で先人の霊に焼香をし、ホームでカフェの接待を受けた。
 そのあと、マリンガ文化体育協会(鈴木エドアルド会長)会館を訪問、植田憲司顧問の案内で広大な敷地、設備を見学した。
 文協会館をあとにし、その足でジュレマへ。目的地の温泉ホテルは、常時四百~五百人の宿泊客がいるという。ラマネグラ(黒い泥)の薬用効果、美容効果が人々の人気。シネマ、テアトロ、ダンス場、各種スポーツ施設、釣堀、大小浴場、サウーナなどが完備しており、二十四時間不夜城。一行は、盛りだくさんの食事、入浴、森林浴などで二泊三日、時間の経つのも忘れた。
 最終日前のバス泊の前の夕食を再び和順ホームでご馳走になり、帰聖の途についた。(橋浦行雄さん通信)