ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 「男の娯楽の殿堂」を閉鎖=サンパウロ市の高級売春宿遂に摘発

「男の娯楽の殿堂」を閉鎖=サンパウロ市の高級売春宿遂に摘発

ニッケイ新聞 2007年9月15日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】男の娯楽の殿堂といわれる豪華キャバレーのカフェ・ミレニアムが三十一日、営業違反で閉鎖処分となった。五万レアルの罰金も言い渡された。市役所と市警特別隊、サンパウロ州検察が共同で手入れを行ったもので、売春取締法違反で摘発された。
 サンパウロ市カンブシー区で営業する同店は隣に接続するホテルが売春宿と断定された。同店は入場料一〇〇レアルで、キャバレー内にいる女性と交渉が成立すると三〇〇レアルで隣接のホテルに直行する仕組みとなっている。
 警官隊が二〇台のパトカーで、コロネル・ジオゴ街の同店に急行したところ、キャバレーには四〇〇人の客と一五〇人の接客女性がいた。同店内の一階は女性らの居室となっており、他州やサンパウロ市内陸部からの接客女性が住んでいた。
 彼女らによると一週間で三〇〇〇レアルの収入となり、同店内では美容師やレストランも完備しており、快適な生活を過してきたとのこと。今回の閉鎖処分で仕事も棲家を追われ、三三五五散って行った。