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子供移民が世話人に=57年10月入港=ぶ丸同船者会

ニッケイ新聞 2007年9月15日付け

 一九五七年十月十二日サントス着港ぶらじる丸同船者会が、十月二十八日午前十時から、国士舘センターで開かれる。世話人の水口世有子(みずくちようこ)さん(57、ヴァルジェン・グランデ・パウリスタ在住)によれば、「(私の知るかぎりでは)着伯五十年を経て、同船者会が開催されるのは、今回が初めて」。
 同船には、移民が千五百人余り乗っていたという。コチア青年と、家族移民が多かった。水口さんは当時七歳。両親とともにパラグアイのペドロ・ファン・カバレロに入植、二年後、抜け出してブラジルに移った。水口さん自身は当時幼女であり〃知名度〃はほとんどないが、近年はコチア青年連絡協議会の活動に協力し、元青年たちの間では知られ、今度世話人に担ぎ出されたといっている。
 当日は会食し、昔話に花を咲かせ、カラオケなどで楽しむという。人数がまとまり次第、サンパウロから会場までバスを用意したいと計画をすすめている。問合せ連絡電話は8223・7230(みずくち)、5031・6569(にしむら)。