ニッケイ新聞 2007年9月18日付け
ブラジル柔道代表の篠原監督は大会最終日の十六日、ブラジル選手の活躍について「ブラジルで行われたのが大きい。観客はサッカーの応援のようだったけど、選手には大きな力になったと思う」と笑顔。伯字紙報道によれば、ブラジル選手の次に大きな声援が送られたのは日本の選手だった。柔道を通した日伯交流は着々と進んでいる。
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ビラ・カロンで行われた「おきなわ祭り」は珍しくカサビ市長も出席し、ステージで挨拶を行った。各ブースを早足で歩き周り、出口付近でふと目を向けるとリベルダーデで大人気のフルーツ味のアイスクリーム「メローナ」を食べる市長の姿があった。韓国製のアイスが「おきなわまつり」で市長の口に。移民都市ならではの不思議な光景か。
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第二回世界民芸品展「ART MUNDI」だが、会場はそれほど込み合っておらず、ゆっくり見て回れたが、「広報が不十分なうえ、開催初日が連休。出店者からも不満が出てるよ」と関係者。鳥居が目を引いた日本ブースだが、折り紙、陶器と地味なものばかりのうえ、中国製ものもちらほら。他が他だけに少々見劣りしたのも確か。お馴染みの太鼓だが、これは人垣ができ、好評だったよう。