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日本ブースも人気博す=世界民芸品展=好評のうちに幕

ニッケイ新聞 2007年9月19日付け

 サンパウロ市アニェンビー西展示場で今月七日から十六日まで開催されていた世界民芸品展「ART MUNDI」が好評のうちに幕を閉じ、多くの人が異国情緒豊かな会場の雰囲気と買い物を楽しんだ。今年二回目。
 アンゴラ、エジプトなど三十一カ国、ブラジル国内からは二十二州からの業者が出店、約千五百種類の民族色豊かなアクセサリーや置物、陶器、衣料品が会場を埋めた。
 インドのブースでは、胡座をかいた売り手たちが絨毯を販売。カラフルなビーズなどのアクセサリーを南アフリカの女性たちが手馴れた様子で作る姿は、来場者の目を奪っていた。
 トルコの売り子たちは鉦を打ち鳴らし、エキゾチックな雰囲気を演出、インドネシアコーナーには、手の込んだ竹細工や木彫りの置物などが並んだ。
 朱塗りの大鳥居を門にした日本ブースは大きなスペースを使い、日本庭園も。提灯、陶器、盆栽などを展示・販売、太鼓の模範演奏も行なわれ、テンプラなどの日本食も供された。
 十五日に会場を訪れた三十代の日本人女性は、民族衣装やパレスチナの陶器などを購入、「もう一度来たいくらい楽しかった。来年もまた訪れたい」と両手に買い物袋を抱え、笑顔を見せていた。