ニッケイ新聞 2007年9月21日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】連邦会計検査院が十九日に発表した監査結果によると、監査を受けた二三一件の事業のうち、三分の一の七七件で水増し請求等の重大な不正が見つかった。
うち二九件は政府の経済活性化計画中のもので、サンパウロ市近郊を走る環状道路(ロドアネル)南線の工事も含まれている。十の政府機関が重大な不正に関与したとされ、全体的に高速道路や空港整備といった土木関係の不正が多い。
これら七七件は、事業の差し止めならびに資金凍結の処分を受ける。