ニッケイ新聞 2007年9月22日付け
九州と沖縄の八県人会が合同開催する「第七回九州ブロック芸能祭」が、十五日午前九時半から佐賀県人会館(辻定男会長)サロンで開催された。毎年持ち回りで開催される芸能祭は今回佐賀県が担当になった。
開会式では、先亡者に対する黙祷、続いて各県人会長や代理らが紹介された。辻会長は「日頃の成果を十二分に発揮して、楽しく和やかな時間を過ごして欲しい」と挨拶した。
また、実行委員長の大島トミさんは「二年に一度開かれる祭典。演舞者と一緒に楽しんでください」と喜びの挨拶をした。小森廣文協理事、長友契蔵宮崎県人会長らも挨拶を行った。
佐賀県人会の健康体操で和やかな雰囲気で幕開けした。佐賀県人会はこの他に、大正琴、薙刀、なども披露した。演舞者たちは各県人会で普段から練習している舞踊や団踊、カラオケなどを存分に発揮し、楽しい一日を過ごした。
昼食には佐賀県人会が用意したビュッフェ式の昼食に参加者は舌鼓を打った。
大島実行委員長は「プログラム作りが一番大変だった。今回の成功を祈っている」と心配そうな表情を浮かべながら話した。
居合道と剣道を五年間行っている非日系のリカルド・ブランカッテリさん(39)は「剣と日本文化は好きで居合道と剣道を始めた。各県人会で様々な行いがされているのが驚き」と感想を語った。