ニッケイ新聞 2007年9月22日付け
自民党総裁選に出馬した麻生太郎幹事長。先月外務大臣として来伯した時のことを感謝する手紙が、文協理事会で披露された。「私は若かりし頃、一時期サンパウロに居住したことがありますので、今回は懐かしい訪問ともなりました」と振り返り、「来年のブラジル日本移民百周年・日伯交流年を成功させ、この特別な年を日伯関係の更なる発展の契機にしたいと思います」と来年に向けた抱負が書かれている。最後に、引き続き日ブラジル会議員連盟会長として両国の友好協力の更なる発展のために尽くしたいとの言葉で締めくくる。いずれ首相になる人物であり、コロニアとしては心強い限りだ。
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第七回九州ブロック芸能祭で披露された佐賀県人会の「健康体操」。日本伝統の曲「さくらさくら」など有名な曲を用いて健康体操を披露した。曲によって体操の内容が変わったりするので、覚えるのが大変だとか。佐賀県人会は健康表現体操ブラジル支部になっている。昨年十二月には日本から先生が来伯し検定試験も行っているほどだ。現在、佐賀県内では約四百曲の健康体操がある。ブラジル内では十六曲とまだ浸透していないようだ。いずれブラジル内の様々な場所で健康体操を見る日が来るかも。
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サンパウロ名誉市民章を受章した中原田ルイス元軍警大佐は、イタクアセツーバ市では知らない人はいない、と言われている中原田スミヨシ氏の息子だ。スミヨシ氏は農業者として移住し、ブラジル内における柔道や相撲の発展に大きく貢献した。その功績が認められ、同市にはスミヨシ氏の名前がついた体育館があるほどだ。親子揃って押しも押されもせぬ有名人だ。