ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 大雨で州内各地に被害=1人死亡、2600人避難=南大河州

大雨で州内各地に被害=1人死亡、2600人避難=南大河州

ニッケイ新聞 2007年9月26日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十五日】リオ・グランデ・ド・スル州ではここ五日間雨とひょうが振り続いたため、各地で河川が氾濫、川を渡ろうとした青年が濁流に流され死亡、二六〇八人が避難した。二十四日までに八市に非常事態宣言が発令された。
 同州政府民間防衛局によると、住宅二四〇六棟、学校一八、教会八、保育所などが損害を被り、一万六九一七人が影響を受けた。州内十一の州道の十二カ所が地滑りや倒木で通行止めとなった。
 パレシ・ノーヴォ市では、カイー川の水位が一四メートル上昇し、二十四日午後時点でヘリコプターでしかアクセスできない孤立した状態が続いている。サンセバスチアン・ド・カイー市も洪水に見舞われ、一五〇〇人が避難を余儀なくされている。ポルト・アレグレ市の地下鉄も線路が冠水し、三駅が閉鎖された。