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『移民百年の道』ウォーク=4日目のコースを試歩

ニッケイ新聞 2007年9月27日付け

 【既報関連】リベルダーデ歩こう友の会(高木ラウル会長)は、来年六月十二日から十五日にかけて実施する『移民百年の道』ウォークの、四日目の下見を十六日に行った。かつて笠戸丸が到着したサントス港第十四埠頭(倉庫)からサンパウロまでの道のりを歩いて巡る同企画では、サントス市、旧街道、サンベルナルド・ド・カンポ市管内を経て、サンパウロ市ブラス区にある旧移民収容所を目指す。来月七日には、二日目に歩く旧街道を、下りながらコース確認をする。
 「一部変更もあり得ますよ」と世話人の小笠原勉さん。下見当日は晴天に恵まれ、三十人強が、イピランガ公園の独立記念塔前を出発し、アクリマソン公園を経て旧移民収容所に至る十一キロのコースを歩いた。日本ウォーキング協会から約百人が参加することを考え、コースには「ぜひ見てもらいたい」ポイントを盛り込むよう頭を悩ませている。
 「全ての下見を終わらせて、また検討です」と小笠原さんは微笑んでいた。
 『移民百年の道』ウォークは全六十六キロ。日程は次の通り。初日=第十四埠頭~旧街道登り口(二十キロ)。二日目=旧街道~アンシエッタ街道(二十キロ)。三日目=みずほ村から、日本人会会館、サンベルナルド・ド・カンポ市役所を経て、アルモニア学生寮(十五キロ)。四日目=イピランガ公園の独立記念塔~旧移民収容所(十一キロ)。