ニッケイ新聞 2007年10月3日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】サンパウロ市で一日、三件の銀行強盗が相次ぎ、パニックに陥った。
一件目は午後4時半ごろ、北部アマリア区のイタウ銀行の支店に五人組が乱入、目撃者の通報で警官が急行し、撃ち合いの末に一人を射殺、二人を逮捕した。残り二人は逃走した。撃ち合いの最中にマイクロバスが停車、銃弾が座席に命中するも、乗客一五名は床に伏せたため無事だった。
二件目はイピランガ区のノッサ・カイシャ銀行で、警備員を人質に一三万レアルを強奪した。警察によると二人を逮捕し、三万レアルを取戻したと言う。
三件目は都心部のHSBC銀行で午後五時ごろ五人組が侵入。警備員が気づきサイレンを鳴らしたため、何もとらずに逃走した。