ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | セン・テトが抗議集会=全国各地で騒乱相次ぐ

セン・テトが抗議集会=全国各地で騒乱相次ぐ

ニッケイ新聞 2007年10月3日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】国内一四州の一五都市で一日、家なし(セン・テト)運動のグループによる抗議集会が行われ、各地で騒乱となった。サルバドル(バイア州)とレシフェ(ペルナンブコ州)ではそれぞれ五〇〇〇人からなる抗議集団が主要幹線道路を封鎖したため、終日交通が混乱した。レシフェでは軍警と衝突し、八人の逮捕者が出た。
 今回の抗議集会は各地方に散らばっている家なし運動を全国的に統一化して足並みを揃えさせようというもので、ほとんどがPT党の息がかかっていることから、PT党が仕掛けたと見られている。各地での住居対策が遅々として進まないのに業を煮やしたものだが、実力行使に批判も出ている。