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コロンビア=ウリベ大統領、FARCの接触非難

ニッケイ新聞 2007年10月4日付け

 【BBC通信十月三日】コロンビアのウリベ大統領は三日、FARC(コロンビア革命前線)が秘密裏にベネズエラのチャヴェス大統領と接触したことで、FARCのコロンビア出国を遺憾とする声明を発表した。両国大統領は同件で了解しており、FARCの独自行動を非難した。
 チャヴェス大統領がFARCが拉致した人質四五人とコロンビア政府に拘束されているFARCメンバー五〇〇人交換のため仲介の労を採るという申し入れを受けてFARCナンバーツーは二日、ベネズエラ入りをした。
 チャヴェス大統領が仲立ちするFARC代表とコロンビア政府代表の会談は八日、カラカスで行われ、オブザーバーとして米政府関係者とサルコジ仏大統領が立ち会うらしい。
 身柄引渡しに際し人質の安全確保のため、同地域からコロビア政府軍が撤退するようFARCが求めた。ウリベ大統領代理人としてコルドバ上議が、日程繰り合わせのため接触した。