ニッケイ新聞 2007年10月4日付け
正派ブラジル琴の会(生田流正派)が主催する第十六回筝曲演奏会が七日午後二時から、ブラジル日本文化福祉協会の小講堂で開催される。案内のため北原雅楽人代表、福島美佐子事務局長、福島清美生徒代表の三人が来社した。
二部構成となっている同演奏会は「みずうみの詩」という曲を皮切りに、「さくら さくら」「硝子の星座」「ままの川」などを演奏する。
出演する年齢層は八歳から七十四歳と幅広い。特に二十代の奏者が増えており、非日系奏者も生まれているという。
サンパウロ州立大学(UNESP)音楽科でギターを専攻しているフェルナンド・ネヴェスさんは、二年前に琴を習い始め、現在は琴の現代筝曲を得意としている。
当日は、琴古流尺八と都山流尺八神仙会の二団体が賛助出演する。
入場無料。来社した北原代表は「若い世代の人が演奏する琴を聞いてください」と来場を呼びかけた。