ニッケイ新聞 2007年10月5日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】世界トップの座をトヨタ自動車に追われたGMは三日、ブラジルGMのレイ・ヤン社長をデトロイト本社で財務担当の副社長に抜擢する決定をした。同氏は、次期社長としてコスト削減の財政手腕が買われている。
米国GMは米国内の一三工場を閉鎖するなど、同社創立以来の苦しい局面に立たされている。ブラジル人が、本社幹部として抜擢されたのは四人目である。ヤン氏は中国人の子息としてカナダで生まれ、墓堀人夫も経験した苦労人である。