ニッケイ新聞 2007年10月5日付け
来年二月のサンパウロ市カーニバルで、エスペシャルのすぐ下のアセッソで参加するサンバチーム「プローヴァ・デ・フォーゴ」が、沖縄移民をテーマにした曲の選考大会を毎週開催しており、日本人の作曲チームが作った候補曲が最終選考まで勝ち残っている。
今年前半まで沖縄県那覇市在住で居酒屋などを経営していた日本人の加藤祐司・亜紀さん夫妻がブラジルに再転居し、グループ「ユージ・ド・ペイシ」を結成して選考会に参加している。
この選考会は先月九日から始まり、毎週数曲ずつ選考から振り落とされる形で進み、五日午後十時から最終選考会が行われる。
現在、残っているのは加藤さんのグループを含めて五組。優勝して来年二月の本番のカーニバルでパレードした時には、ブラジル沖縄文化センターで来年八月に行う県人移住百周年式典でも披露したいと加藤さんは考えている。
同候補曲ではエイサー(沖縄太鼓)の囃子と衣装を強調。その他、首里城などの伝統文化や自然豊な沖縄に触れつつ、農業移民の歴史が感じ取れるように仕上げてあるという。
決勝まで駒を進めた加藤さんは、「決勝で会場を盛り上げてくれる人に来てもらいたい」と広く呼びかけた。場所は同サンバチーム(Av, Manoel Monteiro de Araujo 1007, Vila Jaguara-Pirituba)。
候補曲は加藤さんのHP(www2.odn.ne.jp/~opeixe)で試聴可能。
会場についての連絡先は加藤(電話=11・3266・7997)もしくは源河(電話=11・6216・7867)まで。