ニッケイ新聞 2007年10月6日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】国会議員の党移籍を心理する最高裁は四日、選挙裁判所の見解を入れて比例代表制で当選する州議や市議がいるので、議員権は党へ属し党移籍を差し止める判決を下した。しかし、違反者に対する議員権のはく奪には、触れなかった。
同判決は、三月二十七日以前に党移籍した議員を保留。以後に移籍した議員は、選挙裁判所に権利保障願いするとした。これで党は、当選議員に対し党への忠誠心を要求できる。これまでの票集めの引き抜きや裏金をエサにした勧誘は、できなくなった。
二〇〇〇年から二〇〇六年の間に議員権をはく奪された政治家は、六二三人いる。多くは市長や市議である。最も多いのは、ミナス・ジェライス州の七一人。はく奪理由は、選挙違反と公私混合である。