ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 凶悪犯の検挙増加=麻薬犯罪は一向に減少せず

凶悪犯の検挙増加=麻薬犯罪は一向に減少せず

ニッケイ新聞 2007年10月9日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】サンパウロ州でこの一年間で一万二〇七人が麻薬取締法違反で逮捕されたにもかかわらず、麻薬取り扱いや取引が一向に減少していない。国家刑務所局が発表したところによると、昨年六月の時点で、一万八〇四〇人の麻薬関係の逮捕者がいたが、今年六月ではこれが二万八二四七人に上昇した。当局によると、対処者が増えても麻薬の取扱量が減少していないことに危惧を抱いている。 
 この他の兇悪犯罪による逮捕者数の推移を見ると、昨年六月の時点で二〇七〇人だった強姦罪が、今年は三六二八人と五八%増となった。強盗殺人罪は四二九九人から四五三九人へと増えた。