ニッケイ新聞 2007年10月10日付け
スーパーは果菜コーナーに工夫を凝らし、従来の概念を塗り替えることにした。果物や野菜といえばフェイラとサッコロンのイメージが、一般市民に定着している。青果物は、スーパーの生命である。青果物が新鮮であれば、スーパー全体が生き生きとする。
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青果物を扱う職員も、専門知識を習得する必要がある。青果物の民族別料理法やブラジル人の知らない世界の調味料と香辛料も勉強する。きじ肉や猪の肉、数々の魚肉と合う付け合せの研究。料理に合うワインの選択。
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ヒントを得たのは、オバ・ネットがヴァレジョンとして営業していた時代の経営法からである。オバからヒントを得て、始めたのがテーラ・ナトゥラル・ネットだ。これらのネットは、新鮮さで劣るスーパーの弱点狙ったシステムだ。
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八百屋革命も起きている。八百屋が契約農家の畑に行って収穫し、八百屋が店舗まで運搬する。超高級顧客を対象として経営法である。青果物の展示法や照明法も工夫する。オーナーは、青果物の半製品を目下研究中。
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フロリアノポリス在住のイリネウ・サントスさんは、中古レンジ一六個を分解し電子除草機を兼ねた消毒器を発明した。除草機の穂先から四五秒間に、六〇度以上六〇〇度以下の高熱を出す。
同器は雑草を根まで焼き尽くし、灰は肥料になる。電波障害の心配はないが、使用者は長靴か白い運動靴を使用すること。問い合わせは左記へ。(0-48)3333-6935 deusele@terra.com.br