ニッケイ新聞 2007年10月11日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】サンパウロ州バウルー市の病院で、たまたま先の順番に並んだ女性の名前が自分の母親と同じだったことから話がはずみ、ついにほぼ五八年ぶりに再会する姉弟だったことが判明して話題を呼んでいる。
八日に起きた二人の再会は現地のテレビで紹介されるなど、格好の話題となった。
これにあわせ、サンパウロ州南部のカンピーナ・ド・モンテ・アレグレ市の二人の女性も姉妹だとして名乗りを上げ、三一〇キロを旅し、九日に四人の兄弟が再会を果たすことになった。最年長の姉妹によると、彼女が十四歳の時に父親が亡くなり、七人の子供たちを養うことが出来なかった母親が末の四人を養子に出すことに決め、以来、互いに会うことも出来なかったと言う。