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パラナ友好経済使節団訪日=ロンドリーナ=西宮市=30周年式典に出席

ニッケイ新聞 2007年10月11日付け

 パラナ商工会議所による第三十五回パラナ友好経済使節団(上野アントニオ団長)二十一人が五日に出発し、日本各地およびタイ、中国を自費で視察し、二十七日に帰国する。
 出発直前に来社した上野団長は「ブラジル人は欧州移民の子孫が多いからヨーロッパに目が行きがち。アジアを見てほしいと思ってはじめたが、今では誘わなくても希望者が増えている」と嬉しそうに語り、この使節団の継続がもたらした成果をのべた。
 副団長としてフォス・ド・イズアス市商工局長、加藤輝夫州議員、岡本ヴィセンテ砂糖アルコール製造社長が参加するほか、ロンドリーナ市からはルイス・フェルナンド・ピント・ジアス副市長も訪日した。
 東京では外務省、SONY本社、JICA、日本貿易振興会、経団連を訪ねるほか、兵庫県では井戸県知事による歓迎会に参加し、神戸商工会議所、姫路市や加古川市、明石市も訪問する。西宮市ではロンドリーナ市との姉妹都市提携三十周年記念式典に出席する。
 上野団長によれば、来年六月にローランジャで行われる予定のパラナ百周年式典と同時に企画されているパラナ州兵庫県友好展への展示協力依頼、イグアス市から明石市への姉妹都市提携についての意思表示、兵庫県内の商工会議所をまわってパラナ州への企業誘致などの説明も行われる。
 その後、タイ国のバンコク、中国の上海、北京に寄ってから帰伯する。