ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
ヴェネズエラ=固有資産接収始める=どこへ行く社会主義革命
ニッケイ新聞 2007年10月12日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】ヴェネズエラのチャヴェス大統領は九日、固有資産に関する憲法改正で累進課税制度を盛り込むと発表した。同大統領によれば、二一世紀の社会主義革命では固有資産の居場所がなくなるという。
十二月二日の憲法改正を期して、大々的なキャンペーンを繰り広げるため革命部隊が市街に出動し、革命の何たるかを有権者に見せつけると宣告した。
同大統領の提案は、三三項目からなる生産方法の社会主義化をうたっている。固有資産や一族の資産、零細企業の資産など五種類に分け、接収対象となる資産は社会団体や共同体などに管理を委託する国家管理体制を採るという。
国民の労苦を犠牲にする固有資産の蓄積は、ベネズエラには無用だと訴えた。これからは、これら資産を解体して行く。国民が納得し、国民の福祉を目的とし社会主義を地で行く企業だけを育てる。
反チャヴェス派は、国内問題に行き詰まる政府が、国民の目を反らす策略だとしている。経済政策の失敗を隠すため煙のカーテンを張るのが、同大統領の狙いで社会主義は言い訳という見方もある。同国は世界で五番目の産油量を誇るのに酒やタバコを増税し、資金源を求めている。
ブラジルではパラナ州のレキオン知事(PMDB=ブラジル民主運動党)がチャヴェス大統領に呼応し、パラナ教育TV公社にチャヴェスのTVテレスル番組を導入させた。