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郷土民謡協会=日本武道館で民謡を歌う=桑田マルシオさん全国大会へ

ニッケイ新聞 2007年10月18日付け

 去る八月五日に行われたブラジル郷土民謡大会(郷土民謡協会主催)で優勝した桑田マルシオさん(29、四世)が、今月十九日から二十一日まで東京・日本武道館で開かれる郷土民謡民舞全国大会に出場する。十五日、技術担当理事の北原民江さん、佐々木光躬さんと本紙を訪れ、意気込みを語った。
 サンパウロ州ドラセーナ在住の桑田さんは幼少の頃から尺八や三味線に興味があり、七歳の頃から民謡を歌い始めた。初訪日は江差追分で優勝した十八歳の時。今回で二度目となる。
 ブラジルからは桑田さんのほか、精木幸一さんも参加、既に日本に向け出発している。桑田さんは武道館での舞台に向け、「嬉しいことです。非常に名誉なことだと思う」と日本語で意気込みを語った。
 北原技術担当理事によると、ここ二、三年の間で三世や四世の参加が増えてきており、「逆に二世の参加が少ない傾向」だという。
 佐々木技術担当理事は「(武道館では)緊張しないように頑張ってほしい」とエールを送った。