ニッケイ新聞 2007年10月18日付け
県連主催の恒例行事のふるさと巡りで訪れたエスピリト・サント州の州都ヴィトリア。傍目から見ると海岸沿いにマンションなどが立ち並び、高級街を彷彿させるようで、綺麗な町並みだ。
海にゴミを捨てないようにと、海に隣接した地域では家の前にゴミを袋に入れて置いておくと町の清掃員が持っていってくれるというほど環境に配慮している。
また、同所にあるツバロン製鉄所でも環境問題に気をつかいながら鉄の精製をしている。同製鉄所ではゴミの七〇パーセント、水の九七パーセントが再利用可能だとか。
参加者の一人が「こっちの道を見てもタバコの吸殻など、ゴミなどがあんまり落ちていないのでいい感じだね」と嬉しそうな声で話していた。しかし、海の水は土色だし、大気は少々澱んでいるようにも感じた。本当に効果が上がっているのかは疑問だ。 (坂)