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CPMF免税と減税二案=政府側が上院代表と協議=議長休職でようやく審議へ
ニッケイ新聞 2007年10月19日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】アレンカール臨時大統領と閣僚代理四人は暫定金融税(小切手税)CPMFの徴収延期承認を巡って十七日、野党の支持を得るため上議代表らと月収一二〇〇レアル以下の低所得者への免税または段階的減税案の二案を提示し協議した。
減税案は現行の〇・三八%を、二〇〇九年と二〇一〇年、二〇一一年と段階的に税率を下げるというもの。CPMF免税案は、すでにラウピ上議(PMDB=ブラジル民主運動党)から上院法制委員会へ提出され修正中である。
一二〇〇レアル以下を免税とした場合、国民の六〇%が該当し、税収は一〇億レアルの減収になる。しかし、給与外収入のある場合、免税になるかは疑問。PMDBは大筋了承したが、野党は二〇〇八年の表決へ持ち越す考えだ。
同会議は段階減税について触れなかったが、下院では毎年〇・〇二%減率で同案が通過した。上院はカリェイロ上院議長の進退問題で五カ月間、空転したため議案審議の空気でなかった。同会議は、久しぶりにできた話し合いの場。
同会議は、アレンカール臨時大統領七六歳の誕生祝いを兼ねて行われた。出席者は、ケーキを食べグアラナを飲みながらの談笑であった。上院はキンキンカリカリ状態から、休戦状態に入ったらしい。政府はルーラ大統領が、アフリカから帰るのを待って本格的懐柔作戦に入る。
臨時大統領は、大のCPMF嫌いで有名である。国民の医療費捻出のため立場上、CPMFに付き合っているだけ。CPMFの廃止は、均衡財政に影響するためインフレの再来につながる可能性を臨時大統領も認めている。