ニッケイ新聞 2007年10月19日付け
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十六日】北東伯地方の干ばつで陸軍は飲料用水の給水を行っていたが十五日、予算枯渇のため打ち切った。給水をしていたのは八州の三八七郡、給水費用は月一〇〇〇万レアル。給水事業予算は二〇〇七年初期底を尽き、人命にかかわることなので陸軍はやりくり算段をしてきた。
給水事業の統括官庁である社会統合省は、干ばつが予想を上回るもので全ての面で番狂わせが生じたという。同省は干ばつ救済暫定令の制定を申請しており、近日中に公布次第、資金調達ができる見込みという。干ばつ対策には、都市開発省も雨水の貯水対策で責任がある。こちらは、泥縄式のようだ。