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聖北=ノルテの団体まとまって=日系祭りに2万人来場

ニッケイ新聞 2007年10月25日付け

 聖北地域の日系七団体が主催する日本文化イベント「第二回日系祭り」(国井ジェルソン実行委員長)が二十、二十一両日、サンパウロ市ジャルジン・サンパウロ区のアルフレード・イナシオ・トリニダーデ教育スポーツセンターで開かれ、両日で約二万人の来場者が駆けつける盛況ぶりだった。
 開催初日には来年二月に日本移民をテーマにパレードをするサンパウロ市のサンバチーム「ヴィラ・マリア」が登場し、華やかな踊りを来場者といっしょに披露。グローボ局も報道に駆けつけるなど、会場からは大きな注目を浴びていた。
 国井実行委員長によれば「今年は昨年より来場者が少なかった」。開催日にブラジルでF1レースが開催されたことや、サンパウロ市の美化条例により開催前に街路に案内の垂れ幕をつけられず、宣伝が十分にできなかったことが理由だという。
 食べ物コーナーでは各日系団体がそれぞれヤキソバや天ぷら、どら焼きなどの各種日本食を販売。婦人会のメンバーを中心に約二百人のボランティアが準備に参加、汗を流しながら熱心に働く姿がみられた。
 特設舞台ではコロニア歌手の平田ジョー、伊藤カレンのショーなどがあり会場を盛り上げていた。また日本舞踊や墨絵、折り紙、和太鼓演奏、武道演舞などのアトラクションも人気をよんでいた。
 このほか福祉団体への寄付を目的に、美容チェーン「SOHO」が二十一日に一人七レアルで慈善カットを実施。総領事館による日本文化を紹介する展示コーナーもあり、多くの人で賑わっていた。
 イミリン文協婦人部の松本ヨランダさんは「イベントは合同でおこなったほうが収益がいい」と説明。「ノルチの日系団体はまとまりがあります」と笑顔で話していた。
 国井実行委員長は「来年の移民百周年でも今回の反省を活かしてイベントを開催したい」と笑顔で話していた。