ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

リオとミナス=風疹流行

ニッケイ新聞 2007年10月26日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】サンパウロ大学医学部のザッツ主任研究員は二十四日、へその緒から新たな幹細胞の存在を発見し、出産室で分娩の際それを摘出できる方法に変更できると発表した。幹細胞はへその緒にある血液とともに冷凍し、白血病などの難病治療で骨髄移植のときに使われていた。
 これまで緒中の血液を採集し、へその緒そのものは廃棄していた。新しい発見は、廃棄したへその緒に異なるタイプの幹細胞メセンキマル(CTMs)が充満していると分かった。この幹細胞は、非常に治療効果のある細胞である。
 この幹細胞メセンキマルは、短期間に成長する生命力の高い幹細胞の一つで、骨や軟骨、脂肪分、筋肉、神経などを形づくる細胞に向いている。医学関係者にとってメセンキマルの弾力性を生かした心臓治療や骨の再生は夢であった。成人の細胞には、多数のメセンキマルが見当たる。特に骨髄や脂肪質の細胞には、集中的に多い。
 この発見によって幹細胞は、豊富にあり容易に集められるようになった。へその緒は、普通四〇センチある。一回の治療に一〇センチあれば、十分である。メセンキマルは従来の緒中の血液に含まれる幹細胞よりも、廃棄していたへその緒そのものに大量にある。これは大発見といえる。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button