ニッケイ新聞 2007年10月30日付け
ビラ・カロンかりゆし老人クラブ連合会(新垣信光会長)主催の「第一回願寿祭り」が十四日午後、沖縄県人会ビラ・カロン支部で開かれた。約二百人が集まり、老人の長寿、健康を祈願した。
予定時間より早く来場者が集まったため、時間を繰り上げ午後一時に開会。先亡者へ黙祷を捧げた後、新垣会長は「我々、高齢者の健康と長寿を願い、集まってくれた青年会や婦人会、そして支部会員の皆さんに感謝します」と挨拶した。
古典民謡の合同演奏を皮切りに琉球民謡や舞踊、レキオス芸能同好会のエイサーなどが披露され、来場者はビール片手に見入っていた。沖縄そばとヤギ汁は合わせて五百食を用意したが、午後三時頃には完売する盛況。最後は琉球国祭り太鼓、全員参加のカチャーシーで締めくくった。
上原武夫実行委員長は「初めての催しで食事が不足した事を皆にお詫びしたい」と謝った上で、「名称は老人だが、それに関係なく皆の協力で盛況になったのは嬉しい」と感想を語った。