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雪だるま贈る計画=北海道でスポンサー募る

ニッケイ新聞 2007年11月02日付け

 【既報関連】来年の移民百周年にあわせて、北海道勇払郡安平町の早来雪だるま郵便局が巨大雪だるまを贈る計画を練っている。苫小牧民報が「ブラジルに雪だるまを・安平で計画」の見出しで詳細に報じている。
 同紙によれば、来年二月、サンパウロ市のカーニバル会場に、高さ二メートルの巨大雪だるまを登場させる考え。ブラジル北海道協会も受け入れに前向きで、近く官民挙げたプロジェクトチームが同町に誕生するという。
 これは真保生紀同郵便局局長が「雪の降らない国に雪だるまを届けたい」と温めてきた構想。九六年にカーニバルへの雪だるま出品を打診したが、現地の受け入れ態勢が整わず見送っていた経緯がある。
 贈られる雪だるまは高さ二メートル、横幅一・四メートル、重さ一トン。頭は高さ〇・九メートル、胴体一・一メートル。それぞれを分けてコンテナに積み、北海道からアメリカ経由で空輸する。輸送費などに三百万円ほど掛かる見通しで、スポンサーを募る方針。