ニッケイ新聞 2007年11月07日付け
サンパウロ市の小型機墜落事故の生存者ライスさん(十一歳)が退院し、家族とともに取材を受けた記事に、彼女から母親への願いが書かれていた。事故当時一緒に遊んでいた友人のクラウジアさん(十六歳、体の三〇%を火傷し、命の危険あり)を引き取ってあげてという。知的障害のせいでライスさんとクラスメートとなった彼女は、事故で両親ら家族六人を失い孤児となった。友人の痛みを思うライスさん。悪夢の直後に見た思いやりの心に灯火が見える。
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六日から、サンパウロ市中心部のトラック乗入れ規制地区拡大。パウリスタ大通りやレボウサス大通りなどを中心に二四・五平方キロの範囲内(これまでの約二倍)で、平日は十時から二十時まで、土曜日は十時から十四時までの間、トラックの乗入れが禁止される。この地域での荷物の搬入、搬出のための駐車は、七時から九時までのみ。
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トラックといえば、五日にマット・グロッソ州ジャンガダで起きた事故。一台のバンが対向車線のトラックと衝突。この事故で道をふさがれ、ブレーキの間に合わなかった後続トラック二台も相次いで突っ込んだ。八人が即死、一人が病院へ搬送中に死亡、一〇人が負傷した。
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サンパウロ市モオッカ区のセマ病院で、土曜日まで眼科の無料検診を行っている。時間は八時から十七時まで。場所はタクアリ通り五四九番。詳細は電話〇一一―六六〇二―四〇〇〇へ。また、十一日(日)にはヴィラ・マリアナ区マドレ・カブリニ通り三六番のコレジオ・マドレ・カブリニで糖尿病の無料検査が受けられる。時間は八時から十七時まで。詳細は、電話〇一一―五五七二―六五五九へ。