ニッケイ新聞 2007年11月08日付け
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙七日】BRA航空会社は六日、七日から全ての空便を欠航すると発表した。同社は二〇〇八年一月までの航空券を売却済みであり、どの航空券が欠航分に当るかは説明がない。また同社従業員千百人が、六日つけで解雇された。
同社は欠航の理由として、資金不足により資材納入業者への支払いが滞ったと説明した。同社は過去数カ月経営不振に陥りフォレガッチ前社長が一日、辞任したことで最悪事態を迎えたようだ。同社が正常運行に復帰するためには、三〇〇〇万ドルをつぎ込む必要があるらしい。
一方、インターネットではTAM航空が七日、Anac(民間航空庁)の要請によりBRAの国内外向け航空券引き受けを表明した。BRAの航空券購入者は、TAM航空のチェック・インで空席を探すよう呼びかけている。
TAM航空は、BRA航空券購入者に搭乗の繰り延べや他便への切り替えをしないで、航空券オリジナルを同航空のフロントへ提示するよう指示した。空席がない場合は、係員の対応で次便への振込みを待つよう同社は要請した。
自宅で欠航報道に接した顧客は、空港へ行く前に次へ電話するよう呼びかけた。11-3583-0122 braereo
11-4002-5700 TAM