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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2007年11月08日付け

 ブラジル太鼓協会が来年の移民百周年記念式典で計画している千人太鼓。サンボードロモで約六百人を集めての練習が三日に行われた。どこまで本番に近づくかと期待に胸を躍らせながら取材へ。
 ところが、期待どおりにはいかなかった。演奏開始時刻は遅れる、演奏は合わない、一番難しい入退場の練習は行なえない、などといった最悪の状況だが、関係者は比較的楽観視。
 特に一番困難なのは入退場。僅か二分の間に太鼓を持った演奏者たちが、幅四メートル以内の五カ所の門から一気に流れ込むのだとか。しかも、千人太鼓の前の演奏者たちも同じ門を使う可能性もあるとか。
 傍目に見るとかなり厳しいように見えるのだが、「成功するでしょう」と関係者は胸を張る。取り越し苦労になれば、何も言うことはないのだが。   (坂)