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東西南北

ニッケイ新聞 2007年11月10日付け

 十月十七日、十八日とパラー州の鉄道カラジャス線を止め、ヴァーレ・ド・リオ・ドッセ社(CVRD)の公団化、学校の建設、土地なし農民の定着地域までの道の舗装などを求めていた土地なし農民運動(MST)メンバーが、七日から八日にかけて再び鉄道占拠。車両への投石などもあったが、七日にはMSTメンバーと大統領らの非公式会談もあった。八日には鉄道占拠は解除されたが、一三〇〇人/日の利用者や二万五〇〇〇トンの鉄鉱石は一カ月以内に二度目の足止め。
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 最低賃金四つまでの人の所得は二%、四つから一〇までの人は四%、一〇以上の人は七%伸びたという。これに対し、インフレの影響も高収入者の方が高かった(各々、三%、二%、三・三%)というが、貧困対策を歌っている現政府に「金持ちはますます金持ちに」とのエスタード紙(九日)の見出しはどのように映るのだろうか。
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 八日の午後は大雨に見舞われたサンパウロ市。水が溢れて孤立した高齢者や車、倒木、二七カ所の浸水など、北部、西部を中心に被害が出た。幸い犠牲者はない様子。同じ日にサンパウロ州が、サンパウロ市周辺の雨の被害を減少するための対策費として二億九〇〇〇万を投ずると発表。雨の季節で苦しむ人が出る前に対策が取られれば良いのだが、発表と、実施とは別と言うことにならないように。
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 サンタレン市(パラー州)の二〇歳の学生が腹痛。五月の胃の手術のせいかと思った医師の指示でベレン行きの飛行機に乗ったが、実は陣痛。機内で無事に出産したが、親は娘の妊娠に気付いていなかったという。手術前一〇〇キロの体重が三〇キロも減っていたというから無理もない?