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パラグアイ=イタイプの電気料金を調整要求か

ニッケイ新聞 2007年11月17日付け

 パラグアイ政府は十四日、イタイプ発電所建設の際に契約した「両国による操業管理」について異議があると抗議の意向を英国のエコノミスト紙を通じて伝えた。十二月に行われるメルコスル首脳会議で、パラグアイのドアルテ大統領が議題にすると述べた。
 パラグアイのラミレス外相によれば、イタイプ発電所を契約通りに両国で管理とすることが要望だという。現状のまま続けるなら、再契約を結ぶため話し合うことを求めた。
 再契約のポイントは、電力の料金が不当に安いから見直しをしてくれという。電力消費は、両国が五〇%づつの消費権がある。しかし、実際は九八%をブラジルが消費している。取り決め価格は、パラグアイがブラジルの言いなりになったとして仕切り直しを求めるつもりらしい。
 英紙が南米におけるブラジルの横車だと皮肉って、神様はブラジル人らしい。なぜ大油田発見が、ブラジルなのか。やがて原油のつまった樽がポン・デ・アスカルのように積まれ、ルーラ大統領がキリスト像の代わりに両腕を広げるだろうと結んでいる。