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託児所は2歳まででは働く女性に大きな障害

ニッケイ新聞 2007年11月20日付け



 サンパウロ市は来年度から託児所(クレッシ)で預かる子供の年齢を基本的に二歳までとし、三歳以上は空きがある場合にのみ受け入れるとの方針を打ち出した。
 この変更により託児所(一日保育)からあぶれた三歳児たちは半日保育の市立幼稚園(Emei)が受け入れるというのだが、これにより出てくる問題の一つが、母親の仕事の継続が難しくなるというもの。
 市職員組合の児童教育担当者も、「Emei側もその年齢の子供の受け入れ態勢はできていない」、「その年齢の子供をEmeiに入れることは暴力行為だ」とするとともに、「一日中働かなくてはならない母親の問題もある」と憂慮を隠さない。預かってくれる人を雇うこともできないと途方にくれる親たちも多い。