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東西南北

ニッケイ新聞 2007年11月20日付け



 サンパウロ州、サンパウロ市の公立学校では、理科の実験室があるのは二九%のみ。学校や町に図書館がないところも多いとのことだが、教育施設の充実は、内容の充実とともに今後も期待させるところ。大学の統一テストも小学校の統一テストも終ったが、その結果を今後の教育プログラムにどのように生かしていくかを見守りたい。サンパウロ市では少なくとも、小学過程のクラスでは来年の年頭に、ポ語と算数の強化を狙ったカリキュラムを組むとか。
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 パラナ州の十四歳の高校生が、早々と大学の入学試験に合格。定員六〇人中、二二番目の好成績で、家族は司法当局に働きかけ入学を認めてもらおうとしている。三歳ごろから、普通の子とは違っていたというこの高校生。今の高校へも、特待生扱いで入った由。飛び級が認められれば、普通の生徒より三歳若い大学生の誕生になる。
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 若くして飛び級と言えば誉れとなるが、十七日のサンパウロ市東部の事故は若気の至り。舗道で遊んでいた九歳児二人をはねた青年と助手席の兄弟はともに無免許。二人は子供をはねた後、助けもせずに逃げ出したという。はねられた子供のうち一人は病院に搬送中に死亡、もう一人は入院中。一緒に遊んでいた十歳の子は犬がほえているからと家に入ったおかげで事故を免れた。翌十八日は世界交通事故被害者記念の日だった。昨年の交通事故死者は三万七六〇〇人。
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 今日二十日「黒人の意識昂揚の日」が休日となるかは、自治体毎の判断。土曜日の本欄の休日となる市の記載に「サンパウロ州の」とあるのは「大サンパウロ市圏の」と訂正しますが、サンパウロ州では六五の自治体、全伯では二七五の自治体が休日となる。それ以外の自治体は平日扱い。