ホーム | 日系社会ニュース | 70歳以上にも稽古すすめる=森山さん新教室=「空手、身に合わせて」

70歳以上にも稽古すすめる=森山さん新教室=「空手、身に合わせて」

ニッケイ新聞 2007年11月22日付け

 空手師範、整体師の森山雅和さんが行っている「積心館森山道場」が、奈良県人会で新支部を開き、活動を行っている。教室では「健康に丈夫に」と八歳以上を対象に、七十歳以上の高齢者も受け付けている。
 森山さんは、幼少のころより沖縄空手、ボクシング、キックボクシング、極真空手などの修業を積んできた。空手では、各種大会で審判などを務め、演舞披露のためにフランス、アメリカ、ドイツ、イタリア、モナコ、アラブ首長国連邦、アルゼンチン、ウルグァイなどをまわった経験を持つ。二十代で渡伯した。
 積心館は世界空手道連盟に所属し、二十年ほどブラジルで活動している。出来る限り「実践に近いこと」に重点をおき、現在、サンベルナルド本部では約六十人が稽古をしている。週末は各種行事に参加し、海外二十五カ国に友好道場を持つ。リオ州やセアラ州でも、森山さんの弟子が道場を開いているという。
 森山さんは「子供は子供なりの、女子は女子なりの練習を組みます。大会で勝つためでなく、自分を鍛えるために始めてみては」と、教室の見学を勧めている。
 奈良県人会の教室は火曜日と木曜日、午後七時から九時。道場に関する問い合わせは、5539・2686(県人会)まで。