ニッケイ新聞 2007年11月24日付け
護身用の催涙ガススプレーがゴミの集積所で六五人を巻き込んだ。事件がおきたのは、サンパウロ市東部のリサイクル用ゴミの分別場。二十一日朝、仕事中にガスを吸い込んだりした人々は、呼吸器や目に異常を感じ、地域の病院に運ばれた。スプレーは台湾製。警察などが使うガスより濃度が高く、死に至る可能性もあるもので、国内での販売は禁じられているという。どういう経緯で運ばれてきたのか、誰がガスをまいたのかは不明。
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二十二日、ミナス州ベロ・オリゾンテ市の学校で、一三歳の男子生徒がかばんに入れて持ってきた拳銃を教室で発射。床にあたってはね返った破片で一三歳の女子生徒が左足、一五歳の男子生徒が顔にケガをした。女子生徒は入院となったが、銃を撃った男子生徒は、拳銃は道で見つけたもので、本当に弾が入っているかどうか確かめようとしている内に撃ってしまったと。
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ミナスは誤射でも、こちらは本気。二十一日夜、サンパウロ州グアルジャ市での公判に出た都市第一コマンド(PCC)のマルコンデスら、五人の囚人を乗せてサンヴィセンテ市に向かっていた車がクバトン市で襲われ、警官一人が死亡。現場救助に駆けつけた警官一人も仲間の死を知り、心臓麻痺を起し、死亡した。襲われた車には護送車の伴走がなく、連絡上のミスがあったという。囚人は逃亡したが、その後、周辺の警備にあたっていたパトカーが五人のうちの二人を見つけて撃ち合い。一人を射殺したという。
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二十三日から年末までサンパウロ市アニェンビーでカーザス・バイアの大型店舗開業。二〇〇万人入場の見込みで、デジタル放送受信用の変換機等も販売される。さてお値段は?