ニッケイ新聞 2007年11月24日付け
中華料理店が林立するリベルダーデに、シックな店構えと落ち着いた味付けの「雅廚小館」(R.da Gloria,715、福島県人会隣り)が十月に開店、連日賑わいを見せている。
黒と緑を基調にした店内は落ち着いた雰囲気で、家族、友人連れの会食に最適。手頃な値段で楽しめる百二十種類の料理は、全般的に素材を満喫できる日本人好みのあっさりした味付けとなっている。
台湾出身の店長、楊志文さんのお勧めは、ジャガイモの細切りを燕の巣に模し、パリパリに揚げた器に魚介類の炒め物を入れた『雀巣隻飛』(三十レアル)。「あんかけが染み込んだ器のしっとりとした食感が楽しめます。日本の方にも喜んで頂けるのでは」と自信を見せる。
多くの客が頼むという焼き餃子は、皮もパリパリでジューシーな一口サイズ。種類豊富な麺類は、スープによく絡むもっちりとした歯応えの自家製麺を使用している。
午前八時開店、朝食にピータン入りのお粥や中華風オムレツが嬉しい。塩味の効いた熱々の豆乳は、二日酔いの胃にも優しく一日の活力ともなりそうだ。
昼食には、スープ付きの各種定食(十二レアル)。二階部分は、小部屋になっており、宴会や歓送迎会にも使用できる。
開店時間は午前八時~午後三時、六時~十時。水曜定休。なお、この記事の切り抜きを持参の人(グループ)には、夜の営業に限り、ビールが一本サービスされる。
詳しくは同店(電話=11・3271・9771)