ニッケイ新聞 2007年11月27日付け
先月十八日に来伯し、サンパウロやベレン、トメアスーなどを約一カ月かけて取材した河北新報の加賀山仁記者が十六日に離伯した。
加賀山記者は今回の来伯で取材対象が日本の東北地方出身者だからと前置きして「各地域の良い面を受け継いでいる社会があることに気づかされた」と感想を語った。
また、ブラジルについては「落ち着いている国。地震、台風などがないから大変住み良い」と率直に話した。
「一定の世代ではブラジルへ移住した人々がいるが、現代ではない。普通であったブラジルは抜け落ちているので、この穴を埋めることができるような記事を書き、報道したい」と加賀山記者。今回取材した内容は、年明けから、十五回ほど特集ページを組んで紹介する計画にしている。