ニッケイ新聞 2007年11月27日付け
玉城流扇寿会、小波流きからじ結い研究所が共催したおさらい会「島想てぃ遊ば」が、二十五日午後四時、沖縄県人会館で開幕した。約二時間半の公演で六百人以上を動員した。
おさらい会では今まで知る機会があまりなかった、沖縄独特の髪型(結い)を実演した。
あまり知られていないことだが、琉球舞踊では踊る曲にあわせて髪型を変えている。また、琉球王朝時代には身分や性別、年齢を示す結い方などがあり、今度の公演では四種類の結い方を披露した。
こうした企画は今まで表に出てこなかった。髪型だけを取り上げて紹介するのは初めてであり、独自の試みとして注目を集めた。
県人会関係者は「新しい時代が来ていると思う」と述べている。記者も「ブラジルの琉舞界に新時代の風が吹き始めている」と思う。(味)