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これは夢か、現実か=満杯の駐車場で銃撃戦

ニッケイ新聞 2007年11月29日付け

 二十七日午後、サンパウロ市北部のスーパーの駐車場でおとり捜査が行われ、白昼の銃撃戦に買物客らがパニックに陥った。
 事の起こりは、ある運転手からのゆすりにあっているという通報。この運転手は麻薬取引で前歴があり、二十八日のエスタード紙によると、一年前にもゆすられて金を渡している。今回は、二ヶ月前から再度のゆすりが始まったことで警察に通報した。通報を受けた軍警の捜査で現役の軍警二人を含む一味の存在が浮かび上がり、おとり捜査で犯人を現行犯逮捕することになった。
 警察の指示を受けて金の受渡し場所を確定した運転手は、現金のコピーを取った上で封筒に入れ、スーパーの駐車場で犯人に手渡した。私服で張り込み、この金銭授受を見届けた警官たちはその時点で行動に移り、銃撃戦に。ニセ市警のペドローゾと軍警の間での銃撃戦でペドローゾは七発被弾。その他、元市警刑事を含む三人が現場で捕まった。二十八日付フォーリャ紙によれば、写真による照合で割り出されていた軍警二人は当日夜逮捕された。
 市警の発表によるとペドローゾは以前、別件で市警に逮捕されたが警察から逃げ出して姿をくらまし、指名手配されていた。
 銃撃戦の現場となったフレゲジア・デ・オーのコンプレ・ベン店内や近辺にいた買物客や商店主、従業員らにケガはなかったが、「テレビで見るリオの銃撃戦さながらだった」とか、「身を守るために大慌てで隠れた」という人々の声が生々しい。スーパー側は「私どもはこの犯行グループとは何の関係もありません」と声明を出した。
 収賄や麻薬密売者へのゆすりでひんしゅくを買う事件が繰返されている警察だが、今回も軍警、元市警らが関与しており、両警察で捜査が続けられている。
 二十六日のエスタード紙には夜間パトロール用の車両の、二十八日同紙には警部の不足が報じられているが、パラーでの少女の拘留事件も含め、不足しているものはそれだけかと思わされる事件が続いている。

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