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ブラジル、中東和平に期待=平和的共存の模範例あり
ニッケイ新聞 2007年11月29日付け
米国メリーランド州アナポリスで二十七日、開催された中東和平会議にブラジルも招かれ、アモリン外相が代表として出席したと二十七日付けロイター通信が報じた。パレスチナ国家の設立はビル・クリントン前大統領の時代にも提起されたが、中東情勢が混沌としていたため和平会議の開催には程遠かった。
それが今度、ブッシュ米大統領の音頭で再度パレスチナ問題が協議されることになり、ブラジルを初め途上国四十カ国も招かれた。アモリン外相は、中東問題に対する途上国の考えを発表できる機会を与えられたことで同会議を評価すると主催者を賞賛した。
会議は僅か三日間の短時間で、今世紀最大の重要議題を語ることになる。会議に招かれた四十カ国は、サウジ・アラビアやシリア、ヨルダン、エジプトなど中東諸国のほかに南アフリカ、インド、メキシコなどの途上国も見解が述べられる貴重な機会だ。
四十カ国という多勢を招いたことで、会議のスケールは大きく「趣旨の正当性」も認められることになる。ブラジルは、中東和平について独自の構想を持ち、解決に向けて協力できることも多い。ブラジルは当初から、パレスチナ国家の設立を訴えてきた。
同時にイスラエル国民も平和と安全の中で生活できる権利を、ブラジルは保障し支持する考えだという。ブラジルではアラブ人とイスラエル人が平和裡に共同生活をしており、共存できる具体例があるとアモリン外相は述べた。ブラジルはこれから、パレスチナへの経済援助を増額することを明かにした。
ブラジルはイスラエルとパレスチナ両国の和解を道義として支持するし、両国政府と議会も社会団体も合流して協調できるように仲介の労をとる用意があると声明を発表した。