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戦闘機購入は技術公開の条件付き

ニッケイ新聞 2007年11月29日付け

 ジョビン国防相は十八日、二〇〇八年二月の戦闘機購入は技術公開の条件付きであると発表した。技術公開が、購入契約の一項として明記される。機数は三十六機、総額二十二億ドル。普通は防衛能力が、あからさまになることで機数を公にしない。
 機種は現在、第五世代になる。候補は米国のタイフーンF35、納入が二〇一四年。フランスのラファレFX1.ロシアのスーホイ35.スエーデンのグリペンJAS39など。米国は仏ロへの情報漏洩を恐れ、技術公開へ踏み切るか疑問とされる。
 次の問題は、指値七千万ドルの言い値で合計二十五億ドルだ。二〇〇八年の軍事予算は、三軍合計で六十億レアルと追加を入れて百億レアルと見られる。技術公開は、真髄の伝授であって、クローン技術ではないという。戦闘機は鼻の曲がり具合が、秘密らしい。