ニッケイ新聞 2007年11月29日付け
サンパウロ市関係者へのブラジル日本移民百周年事業の進捗状況の説明会が、二十八日午前十時から、サンパウロ市議会内ジョアン・ブラジル・ヴィッタ貴賓室でブラジル日本移民百周年協会幹部により、行なわれた。
サンパウロ市議会百周年委員会(野村アウレリオ代表)の主催。二〇〇八年六月二十一日に挙行される式典や日本文化週間などで使用される施設がサンパウロ市から無料で貸し出されることから、現状報告を兼ねたもの。桂川富夫・百周年協会コーディネーターは、「市の関係者に百周年の意義を理解してもらい、さらなる協力を期待したい」と語った。
サンパウロ市議会百周年委員会のメンバーである野村アウレリオ、羽藤ジョージ、アントニオ・ゴウラートら三市議のほか、欠席した神谷牛太郎市議の代理人、教育やスポーツなど各局関係者ら約百人が集まった。
上原幸啓同協会理事長、丸橋次郎首席領事、松尾治同協会執行委員長らがそれぞれあいさつ、百周年の意義と日伯関係強化の重要性を述べた。
吉岡黎明氏が主催、共催事業など全体に関して説明した。
六月二十一日にサンボードロモで予定されている式典について、重田エウゾ氏は、皇太子殿下の来伯が決定したことなどを伝え、具体的な内容にも触れた。
六月十三日から二十二日までサンボードロモに隣接するアニェンビー大講堂・エリスレジーナ講堂で行なわれる文化週間を高橋ジョー氏がパワーポイントを使い説明、「期間中に十五万五千人の来場を見込んでいる」などと話した。
スポーツ事業や移民行列などについても説明が行なわれ、出席者らは関心深そうに耳を傾けていた。