ニッケイ新聞 2007年11月29日付け
サッカーブラジル代表のドゥンガ監督は26日、日系人のペドロ・ケン選手(20、中盤)をオリンピック代表の一人に招請した。12月9日にリオで開催される、ブラジル選手権の最優秀選手選抜チームとの親善試合に参加する。
すでに20歳以下代表に選ばれた経歴のあるケン選手の所属するコリチーバは24日の対サンタクルース戦で逆点勝利し、ブラジル選手権セーリエB優勝を決めた。今選手権の立役者として、同僚の最多得点選手であるケイリソンと共に招集された。
父は非日系、母が日系のミリアン・モリモトさん。本名はペドロ・ケン・モリモト・ペレイラ。まだ20歳で同チーム育ち。目指す選手はカカーで、いずれ欧州で活躍する器を感じさせる。
このままメンバーに定着できれば、2014年のブラジルW杯ではまだ27歳であり、日系選手初のセレソンでの参加も夢ではない?! (深)