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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2007年11月30日付け

 かつて日系社会のトップの訪日には、大いに期待したものらしいが、二年続けて「表敬訪問」した上原幸啓氏への批判はない。コロニアは「諦観の時代」に入った。
 さて。機能不全に陥っている百周年協会事務局はさておき、幹部らも当初掲げていた「透明性」をきれいサッパリ忘れてしまったようだ。
 上原理事長・渡部和夫顧問の帰国、執行委員会開催、上原、中谷レナット、大田レオ三氏が式典のルアネー法に関してブラジリアを訪問。
 今月、大きなニュースでもこれだけの動きがあったのだが、コロニアに「知る権利」があることも「知らせる義務」があることも理解していないようだ。
 今月二十八日、同協会は〃自発的に〃サンパウロ市議会で各事業の進捗状況を発表。嬉々として「現市長は教え子」と話す上原理事長。これを揶揄する一世はもういない。(剛)