婦女暴行を撮影販売=下院がフィルムで現場検証=責任者は休暇、事件関知せず
ニッケイ新聞 2007年12月1日付け
パラー州アバエテトゥーバ警察署を訪れた下院外部委員会のメンバーである下議三人は二十九日、少女Lと見られる留置者へ婦女暴行に及んだ現場を撮影したフィルムを実見と証言したことを三十日付けフォーリャ紙が報じた。同下議によれば犠牲者は毎日輪姦され、留置所責任者も共犯者であったことをフィルムは示しているという。
フィルムは、犠牲者の身元確認と信憑性について当局が調べている。フィルムは、留置所トイレの中で裸にされた女性へことに及んでいる様子が撮影されていた。トイレの前には他の留置者がズボンの前を広げ列になって順番をまっている様子が伺えた。
犠牲者は小柄で痩せていて短髪なので少女Lであることは、ほぼ間違いないと思われる。撮影場所も、同警察署である。ブラジル国内の警察署で、地獄のような野獣に等しき振る舞いが行われていたことはショックだと下議らが、異口同音にいった。
少女Lは二十六日間、男性留置者二十人と同居させられた。撮影は携帯電話モトローラV3のカメラが使われた。下議の側近はアバエテトゥーバに赴き、同フィルムを百レアルで販売した男を探している。
刑務所CPI(議会調査委員会)に召喚された留置者四人は、検察官二人が同警察署を訪れ、男女同居房の事実を知らされていたという。その後少女を含む十七人は、釈放された。その中には、婦女暴行を発案した留置者もいた。
留置者の証言では、婦女暴行に及んだのは、全員ではない。裁判官の事情聴取は二回あったので、当局者は男女同居の事実を知っていたが何もしなかった。年配の留置者は、少女が苦痛のあまり助けを求めたが、何も出来ない環境にあったと証言した。
同CPIは二十九日、少女留置の責任者クラリッセ、アンドラーデ裁判官を召喚した。同署によれば、裁判官は少女の他留置所への移管を許可しなかったので暫定措置として同居させたという。パラー州官報によれば、同裁判官は三日から休暇に入り、少女の事件が休暇中止の理由にならないとしている。